ある相談者へのアドバイス

2018.12.09 活動報告

ある日の夕方、「スポーツ問題の相談を受けてくれる法律事務所というのはこちらですか?」と電話がありました。

お話を伺うと、

  • 息子がとある高校にスポーツ推薦で入学し頑張ってはいるものの、他の推薦の子供達は試合にレギュラーとして出ているのに、息子だけが試合に出られなかったり、ベンチにも入れなかったりする
  • 練習でもレギュラーではないから基礎練習や筋トレばかりさせられている
  • 監督の采配なのだから文句は言えないことは重々承知しているのだが、どうにもモヤモヤして仕方がない
  • 息子も朝早くから自主練をしたりして努力しているのに認めてもらえないのがもどかしいようで、そのような姿を見ると余計に辛くなる
  • ただ暴力や暴言といったことは一切なく、パワハラと疑いたくなるようなこともない

とのことでした。

このような内容は、スポーツに関わってきた方ならよくある話だということがわかると思います。

しかし、これは法律で解決できることではありません。

弁護士が代理人について「試合に出せ!出さないなら慰謝料払え!」などと要求できるはずもないのですから。

普通の弁護士であればこれで終わります。

しかし、これでは親御さんのモヤモヤは解消されないどころか、増幅してしまいます。

さて、どうしたものか…と考えようと思うよりも前に、勝手に口が動いてました。

 

「私も高校の時に野球部に入部したんですけど、私よりも背も高いし、球も速いし、硬球に慣れているピッチャーが何人もいて、入部してすぐの公式戦で投げていました。

私なんて何の取り柄もなかったので、『このまま終わるのかなぁ』とか思っていたんですよ。

それが2年生の春からサイドスローで投げるようになって、次第に試合で投げる機会が増えていったんです。

その年の夏の予選では先輩達からも『岩熊、次の試合も頼むぞ』と言ってもらえるようになりました。

息子さんも、試合に出られないことを嘆くのではなく、試合に出るためには何をしなければならないのか、何をすれば試合に出られるようになるのかを考えてみてはいかがでしょうか?」

 

すると、親御さんから言われました。

「どうせこんな相談をしてもどうにもならないって答えられるのだろうと思ってました。普通の弁護士なら絶対にそう言うはずですし。まさかこんなアドバイスを受けられるとは思っていませんでした。何か光が見えてきたような気がします。」

その後も相談というよりも延々と愚痴を聞かされているようなものでしたが、どうやらモヤモヤは少しばかり解消されたようです。

スポーツにおける悩みには、法律ではどうにもならないものも当然あります。

しかし、悩みを抱えるということに関しては、私自身もいろいろと経験してきました。

だからこそ、悩みの理由がなんであるのかわかることもありますし、どのようなアドバイスをすれば解決への第一歩を踏み出すことができるのかがわかるのです。

スポーツに問題については、どんな弁護士でも良いというものではなく、スポーツに真剣に取り組んだ経験を持つ弁護士でなければ、真の解決は達成できないと思っています。

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