送検の際になぜスウェット・サンダルなのか

2018.10.06 弁護士コラム

盆休みに帰省した際、母から

「容疑者が送検されているときにスウェットを着てサンダルを履いているのをテレビで見るけど、何か意味があるの?」

と尋ねられました。

刑事事件の被疑者を逮捕して警察署の留置場に入れた際、警察としては被疑者の自殺防止を図る必要があります。

その結果、ネクタイやベルトなどを身に着けることはできなくなります。

ちなみに、女性の場合にはストッキングも禁止されます。

ひも付きの服やファスナー付きの服も禁止されます。

そうなると、現実的にみて、スウェットのような服装しかないということになります。

また、警察は逮捕したときから48時間以内に検察官に送致する必要があるのですが(これを送検といいます)、この間に誰かが着替えを差し入れしてくれない限り、被疑者は着替えがないことになります。

テレビを見ていてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、スウェットを着ている人のほとんどがグレーのスウェットを着ています。

その理由は、逮捕された際に着替えの服を持参しておらず、ネクタイやベルトなどを没収され、同じ服をずっと着続けることもできないため、やむを得ず、警察に着替えを借りるしかなくなったから、ということになります。

なぜ警察が貸すスウェットがグレーなのかについてはわかりません。

次に、サンダルを履いている理由ですが、まず、自殺防止のためにひもがついている靴を履くことはできません。

また、サンダルを履いている状態だと走りにくいため、逃走の防止にもなります。

このような点を踏まえていただくと、これまでとは違った視点でニュースを見ることができると思います。

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