県立高校山岳部の夏山登山合宿に参加した高校生が熱射病を起こして死亡した事故

2019.09.02 熱中症・自然災害

浦和地方裁判所(現さいたま地方裁判所)平成12年3月15日判決

事案の概要

本件は、被告埼玉県の設置する本件高校の山岳部に所属していたX(高校二年生)が、平成6年7月24日、同部の夏山登山合宿に参加中熱射病を起こして死亡した事故につき、Xの両親である原告らが、本件事故が被告埼玉県の公務員で本件山岳部の顧問教諭として登山合宿中部員を引率していた被告Y1、被告Y2、被告Y3の過失により生じたものであるとして、被告埼玉県に対しては国家賠償法1条1項に基づき、被告教諭らに対しては民法719条及び709条に基づき、それぞれ損害賠償を請求した事案です。

本件山岳部は、平成6年7月20日から24日までの日程で、山形県の磐梯朝日国立公園朝日連峰を縦走する夏山合宿を行いました。

本件パーティーは、平成6年7月20日午後11時ころ岩槻駅に集合して午後11時55分ころバスで出発し、翌21日早朝に山形駅に到着し、山形駅でバスに乗り換え、宮宿でタクシーに分乗し、朝日鉱泉手前から徒歩で朝日鉱泉ナチュラリストの家に向かい、昼前ころに到着しました。

そして、同日はナチュラリストの家付近の国立公園内でテントを張り宿泊しました。

本件パーティーは、翌22日午前3時30分頃起床して朝食をとり、予定から約1時間遅れた午前6時ころ、ナチュラリストの家付近を出発しました。

同日の気候は猛暑で、部員らは途中の沢に頭をつっこんだり、帽子に水を入れてかぶるなどして暑さをしのぎました。

鳥原山に向かう途中の金山沢を過ぎたあたりで、Xと部員Wが暑さと疲労のため本件パーティーから遅れ始めました。

そこで、被告Y1は、Xのザックを自分の軽いザッタと交換し、X及び部員Wに付き添って歩行し、3名以外のメンバーは先に鳥原山山頂に向かいました。

Xらを除く本件パーティーが鳥原小屋付近に到着したころには、Xらは30分程度離されていました。

X、部員W及び被告Y1は、当初の予定時刻から約4時間遅れた正午ころ、本件パーティーの中で最も遅れて鳥原山山頂に到着しました。

Xらと部員Wは、約30分間休憩して昼食をとり、木道の上に横になって休みました。

本件パーティーは、午後0時30分ころ、小朝日岳に向けて鳥原山山頂を出発しました。

その際、鳥原山山頂までの行程でぺースが遅れていたX、部員W及び部員Sの3名は最後尾で出発し、被告Y2が3名の後に付いて歩行しました。

Xと部員Wは、出発後しばらくして遅れ始めました。

Xと部員Wが小朝日岳に到着した際には、部員S及び被告Y2以外の本件パーティーは既に出発した後でしたが、X、部員W、部員S及び被告Y2は約30分休憩してから出発しました。

同人らは、その後、銀玉水に到着し、同所で水の補給を行い、休憩を取りましたが、同所に到着した時点においてXと被告Y1のペースが遅くなっていたことから、同所からは部員S及び被告Y2は先に行き、被告Y1がXと部員Wに付き添って小休憩を入れながら金玉水に向かいました。

その後、部員Wは、大朝日小屋が見える所まで来たころ、Xと被告Y1と別れて先に金玉水に向かいました。

Xと被告Y1は、金玉水に到着するまでの間、4、5回にわたり各5分程度の休憩を取り、先頭の部員らからは約1時間、部員Wからは約15分遅れ、午後6時30分ころ、金玉水に到着しました。

Xは、金玉水のテント場に向けてのなだらかな幅広い坂を下りる途中で、極度の疲労のため、ザックを背負ったまま転倒し、その際、眼鏡を破損し、額に擦過傷が生じ、眼鏡はその後使用できませんでした。

夕食後に行われた本件パーティー全員で行われたミーティングにおいて、被告教諭らは、Xを含めた部員らが疲労していたこと、同日の到着時間が予定よりも大幅に遅れ、翌日も予定時刻よりも遅れることが予想されたことから、予定されていた登山コースを大朝日岳から中ツル尾根を経由し朝日鉱泉に戻るコースに変更しました。

このコースは、予定のコースよりも歩行時間の短い退避ルートでした。

部員らは、ミーティング終了後、しばらくして就寝しました。

本件パーティーは、午前4時ころ起床し、朝食をとり、午前5時30分ころから午前6時ころの間に、順次出発し、午前6時30分ころ、大朝日岳山頂に到着しました。

Xは、部員の中で最後に山頂に到着しました。

本件パーティーは、同所でしばらく休憩後、下山を開始しました。

Xは、先頭から二番目の位置で下山を開始しましたが、下山開始直後からペースがかなり遅く、20~30分歩いたころ、極端に遅くなったため他の部員全員に追い抜かれ、被告Y1と被告Y2に付き添われ、ゆっくりしたペースで下山を継続しました。

他の部員らは、下山開始から約50分後に最初の休憩を取っていたところ、しばらく時間が経過した後にXらがようやく追いつきました。

被告教諭らは、Xについて対応策を相談し、その結果、X以外の部員らを先に二俣まで下山させ、Xについて別行動とし、独自のペースで下山を継続させることを決定しました。

この決定に基づき、X以外の部員ら及び被告Y3は先に二俣まで下山し、Xは、被告Y1と被告Y2に付き添われて下山を継続しました。

しかし、大朝日岳から二俣まで中ツル尾根を半分程度下がった坂道途中において、Xの歩行が極端に遅くなったため、被告Y1と被告Y2はXを休ませることにしました。

被告Y1及び被告Y2は、Xについて対応策を協議し、他の部員の応援を求めることとし、被告Y2が二俣に向けて下山を開始しました。

被告Y1は、Xの足などをマッサージし、約2時間休憩させました。

被告Y2は、他の部員らが二俣に到着してから約1時間が経過したころ、二俣に到着し、部員らに対し、応援を求めました。

被告Y2の指示を受け、部員Nと部員Kが二俣から山頂方面に向けて出発し、被告Y3も、その後部員Nと部員Kを追って山頂方面に向かいました。

X及び被告Y1は、少し下山したところで、下から登ってきた部員N及び部員Kに遭遇し、被告Y1、部員N及び部員Kは、Xを助けながら下山を開始しました。

部員Nは、短時間Xに付き添った後、予想以上に時間がかかることを二俣に残っている他の部員らに告げるため、1人で下山しました。

その後、部員Nと入れ替わりで被告Y3が登ってきたため、その後は被告Y1、被告Y3、部員Kの3人で、Xを助けながら下山を継続しました。

下山は、被告Y1らがXに肩を貸せる場所ではその方法で行いましたが、多くの場所では、急傾斜や道幅が狭く肩を貸せなかったため、上下に補助者を置き、重力に委ねてXの体をずり下ろす方法で行いました。

Xが動くのが困難になった場所から二俣までの道は、それ以前の下山道に比べ道幅も狭く、勾配も急な箇所が随所に存在したため、下山によってXの体力は著しく消耗し、容態は悪化していきました。

部員Kは、下山開始後、Xが意味不明な言葉を発していることに気づきましたが、このことに驚いた部員Kに対し、被告Y1は「もうろくしているんだ」と発言しました。

下山するにつれて、Xのうわ言などの異常さは徐々に大きくなっていき、「疲れちゃった」などと子供のようなしゃベリ方をしたり、テレビゲームの「ファイナルファンタジー云々」などと全く脈略のない言葉を発しました。

被告Y1らは、Xの意識が朦朧としており、うわ言を発していることを認識していましたが、休憩を取るのに適当な場所がないことから、水場があり休憩する場所がある二俣まで下山を継続させました。

Xらは、二俣の吊り橋手前付近まで通常の2倍程の時間をかけて到着しましたが、Xは、同所で自ら座り込み、動けなくなりました。

被告教諭らは、Xが1人で吊り橋を渡れない状態にあると判断し、狭く休憩に適さない場所でしたが、Xを寝かせました。

この時点において部員らが認識したXの状況は次のとおりでした。

  1. 意識障害を起こし、うわ言を発し続けていた。
  2. 目の下に真っ黒な隈ができていた。
  3. 目つきがにらみつけるように鋭くなった。
  4. 他の部員を間近に見て、女性と間違えたり、全く無関係の人と間違えたりした。
  5. 腋下体温を測定したところ、38度台の高熱状態であった。

被告教諭らは、Xの体温を下げるため、部員らに指示して、2時間程度継続して、Xの額や首周りや脇の下を沢水を含ませたタオルで冷やすなどの冷却措置を行い、Xも落ち着いていきました

Xの冷却措置を行っている間、被告教諭らは、今後の対応について相談し、その結果、被告Y3がナチュラリストの家まで赴き、同所から電話で医師に連絡を取り、Xの状況を説明し、医師の判断を仰ぐことになりました。

そこで、被告Y3は、午後3時30分ころ、部員の中で体力的に最も余裕があった部員Kを連れて、ナチュラリストの家に向けて出発しました。

その後、Xは、長期間に亘る冷却措置により、目の下の隈や目つきが和らぎ、起き上がることができるようになり、二俣吊り橋手前付近に到着した時点よりも少し症状の改善を見せ始めました。

そこで、被告Y1と被告Y2は、テントにおいてXを休養させて回復を待つこととし、被告Y1や他の部員らでXを支えながら吊り橋を渡らせ、肩を貸しながらテントまでXを移動させました。

テントに移動させた後も、前記と同様の冷却装置は継続されました。

他方、ナチュラリストの家に向けて出発した被告Y3は、出発から約30分後、往復の時間が3時間以上かかり、帰りが遅くなり、暗くなって危険であること、出発時のXが回復に向かっていたことから、二俣に引き返すことにし、部員Kと共に引き返してきました。

Xは、午後5時ころ、インスタントラーメンの夕食を2口食べましたが、テント内で嘔吐し、その後もテント内で休息を続け、少し唾眠を取りました。

午後6時ころ、テントの外でミーティングが行われ、被告教諭らは、翌朝に下山することを決定しました。

その際、Xは、テント内で横になったまま、ミーティングの内容を聞き、翌朝朝日鉱泉に行けるかという被告Y1からの問いかけに対しては、「ええ」と頷いて返答しました。

このころのXの腋下体温は38度以上でした。

本件パーティーは、午後8時ころに就寝しましたが、就寝前のXの腋下体温は37度5分程度でした。

Xを除く全員は、翌24日午前3時ころに起床しましたが、Xは、腋下体温を測定後、少し眠りました。

このときのXの腋下体温は38度6分程度ありましたが、その後、午前4時ころにXを起床させ腋下測定したところ38度を切っていました。

Xは午前4時30分ころ出発準備を始め、蜂蜜を溶かした水を少し飲み、チョコレート2かけらを食べました。

被告教諭らは、Xにテントの外を歩かせると、ゆっくりではありましたが1人で10歩程度歩くことができ、会話もできたので、肩を貸しながらゆっくり歩けば下山可能であると判断し、午前5時50分ころ出発させました。

ところが、Xは、出発後300メートル程進んだ地点、時間にして10分も経過しないうちに、歩行できなくなりました。

被告教諭らは、Xがこのまま下山するのは困難であると判断し、被告Y2、被告Y3及び部員2名がナチュラリストの家に救助を求めに出発するとともに、他の者はXを平地の日陰に寝かせ冷却するなどして看護に当たりました。

その後、Xの側に残っていた部員Wが、最初に出発した部隊を追って、ヘリコプターでの援助を求めるよう伝えに行きました。

被告Y2らは、午前8時ころナチュラリストの家に到着し、警察にヘリコプターでの救助を依頼しました。

Xは、午後2時15分ころ、へリコプターに収容されて朝日町立病院に搬送され、同病院に人院し診察治療を受けましたが、午後3時20分、死亡が確認されました。

その直接の死亡原因は、熱射病によるショック死であり、それは、脱水と高体温によるものでした。

裁判所の判断

被告教諭らの過失について

裁判所は、被告教諭らの注意義務に関して

「学校行事も教育活動の一環として行われるものである以上、教師がその行事により生じるおそれのある危険から生徒を保護すベき義務を負っており、事故の発生を未然に防止すべき一般的な注意義務を負うものであることはいうまでもなく、とりわけ、登山活動には天候急変などの自然現象による危険の発生や体力、登山技術の限界などに伴う様々な危険が存在することは公知の事実であるから、登山活動が学校の部活動において行われる場合には、部員を引率する教師は、部員の安全について一層慎重に配慮することが要求され、登山活動の計画立案に当たっては、事前に十分な調査を行い、生徒の体力・技量にあった無理のない計画を立てるとともに、登山活動中においても、部員の健康状態を常に観察し、部員の健康状態に異常が生じないよう、状況に応じて休憩、あるいは無理のないように計画を変更すべきであり、さらに、部員に何らかの異常を発見した場合には、速やかに適切な応急処置をとり、必要な場合には下山させて医療機関への搬送を行うべき注意義務を負っているというべきである。」

と判示しました。

そして、裁判所は、

「熱射病が死亡率の高い重篤な疾病であり、登山における代表的疾患としても一般的に認知されていることからすれば、引率教諭は、登山活動中、部員が熱射病に罹患することがないように十分配慮すべきことはもちろん、部員に体温の過上昇や意識障害その他の異常が現れ、熱射病の罹患が疑われる場合には、直ちに部員を安静にさせ冷却措置などの応急措置を開始するとともに、速やかに医師と連絡をとり、緊急に下山させるための方策をとるべき注意義務を負っているというべきである。」

と、具体的な注意義務の内容を指摘しました。

そして、本件について裁判所は、

  • 本件登山は7月下旬の猛暑の中で実施されたものであり、登山開始初日から部員の一部に疲労が目立ち、当初の予定よりも大幅に遅れていたことからすれば、本件登山活動中は部員が熱射病などの熱中症に罹患しやすい条件下にあったことが推認されるところであり、特にXは、部員の中でも特に顕著な疲労を見せていたことが前記認定にかかる事実経過から明らかであるから、このような状況下においては、Xに発熱など何らかの異常が認められた場合には、直ちに熱射病などの熱中症の罹患を疑うべき状態にあったということができる。
  • Xは、7月23日には大朝日岳山頂から下山を開始してまもなく他の部員からペースが遅れ始め、中ツル尾根の下山途中において歩行が極端に遅くなった上、ついにはうわ言を発して意識障害を生ずるに至り、二俣吊り橋手前付近での腋下体温測定では38度以上の高熱を発しており、この時点には、既に熱射病に罹患し、医療機関への搬送が必要な程度にまで重篤な状態に至っていたということができる。
  • 意識障害や高熱が熱射病の基本症状であること、二俣吊り橋手前付近におけるXの症状は、外見上も明らかに異常な状態になっていたこと、前日からのXの疲労の状況、当時の猛暑などを総合すれば、被告教諭らは、二俣吊り橋手前付近に到達した時点においては、Xが熱射病に罹患し医療機関への搬送が必要な状態にあることについて十分認識可能であったということができる。

として

「被告教諭らは、遅くともこの時点で、直ちにXを安静にして冷却措置などの応急措置をとるとともに、同人を一刻も早く医療機関に搬送するための措置をとるべき注意義務を負っていたというベきである。」

とした上で、

「ところが、被告教諭らは、現場で数時間冷却措置を行ったにとどまり、被告Y3が医師の判断を仰ぐために一旦はナチュラリストの家に向けて出発するも、これを断念して引き返し、結局医療機関に搬送するための措置をとらなかったのであって、さらにはその後Xに対する冷却措置などの応急措置も十分でないまま、翌24日朝までほとんど何らの効果的な措置をとらなかったのであるから、被告教諭らは注意義務に違反したといわなければならない。」

と被告教諭らの注意義務違反を認定しました。

これに対し、被告らは、

「二俣吊り橋手前付近における冷却借置によってXの体調が相当程度回復したことなどからして、当時のXの身体の状況からは、被告教諭らにおいて、Xが熱射病に罹患していることを認識することはできなかった」

と主張しました。

しかし、裁判所は、

「登山活動による熱射病の危険性については、従来から国や地方公共団体による通達や手引書などによって、登山活動の引率を行う教諭らに対し注意が喚起されていることが明らかであり、山岳部の顧問教諭として登山活動を引率する立場にあった被告教諭らは、熱射病の基本症状及び熱射病に罹患した場合の対処法については周知のことというべきであるところ、前記のとおり、熱射病の症状として意識障害が生じた場合には、放置すると生命の危険が高く、一旦症状が発生したらすべて医療機関受診の適応であるとされているのであるから、意識障害が発生している本件では、その後若干回復したかのような症状の変化がみられたとしても、Xを医療機関に搬送すべき義務を負っていたといわなければならない。」

として、被告らの主張を排斥し、

「被告教諭らには、国家賠償法1条1項にいう、職務を行うについての過失があったと認められる。」

と認定しました。

因果関係について

そして、裁判所は、

「本件登山ルートは救助体制が整備されており、要請があれば昼夜を問わず救助隊が出動できる体制となっていたことが認められるから、被告教諭らが7月23日において、前記注意義務を尽くし、適切な冷却措置などの応急措置を継続するとともに、早期に二俣から下山してヘリコプター等の救助を求める措置を講じていれば、当日中、あるいは遅くとも翌日早朝にはXを医療機関に搬送することにより救命することが可能であったことが推認される。」

として、被告教諭らの前記過失とXの死亡との間には相当因果関係があるものと判断しました。

被告らの賠償責任について

裁判所は、被告埼玉県について

「本件事故は、被告埼玉県の公務員が公務の執行につき過失があり、その結果発生したものと認められるので、国家賠償法1条1項により、被告埼玉県は原告らが受けた損害の賠償義務を負う。」

と判断しました。

他方で、被告教諭らについて、裁判所は

「本件事故は、学校の教育活動の一環として行われた部活動の指導監督という公権力の行使に際して発生したものである。公権力の行使に当たる国又は公共団体の公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を与えたときの国又は公共団体の賠償責任については、民法715条に対する特別規定たる国家賠償法1条が適用される。そして、国家賠償法1条が適用される場合には、国又は公共団体がその被害者に対して賠償の責に任ずるのであって、公務員個人は直接その責任を負わないと解するのが相当である(最高裁昭和53年10月20日第二小法廷判決民集32巻7号1367頁、最高裁昭和52年10月25日第三小法廷判決裁集民122号87頁)。」

として、被告教諭らは、本件事故に関し賠償責任を負わないものと判断しました。

登山での熱中症に注意を

あまり知られていないことかもしれませんが、登山での熱中症の発生件数は多いと言われています。

その要因としては、

  • 登山は長時間動き続けるため体温が上昇する
  • 樹林帯は風通しが悪いため湿度が高い、稜線では日差しを遮るものがなく直射日光にさらされるなどの環境的要因がある
  • 登山道は傾斜の強い上り坂を歩くこともあり、呼吸や汗から水分が排出される
  • 荷物が重くならないようにするために持参する水の量を抑えたり、逆に気軽にトイレに行けないため水分補給を控えたりしてしまい、その結果、水分不足につながる

などが考えられます。

そして、登山中に熱中症になって救助要請しても、病院に行くまでに相当な時間がかかります。

これらのことを考えると、登山中に熱中症を発症しないよう事前に十分な対策をとっておくことはもちろんですが、最も大事なのは、少しでも体調不良がある場合には無理をせずに下山するという選択をすることだと思います。

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